開設の想い
児童養護施設での学習支援やひとり親の子どもを対象にしたアウトドアイベントなど社会貢献活動を長年やってきて様々な境遇の子ども達と接してきました。多くの子どもと接している中で、子どもの時期の「学び」が将来に影響を与えることを実感してきました。
子ども達を通して「学びとは何か」を考えた時に、それはテストで良い点を取ることではなく「自分がどれだけ出来るかを知る」ことにあると感じました。テストの点は結果でしかなく、重要なのは自分がどれだけ理解できているかを知ることです。自分が「出来る」「知っている」ことを理解してはじめて、今出来ないことに挑戦してみよう、知らないことを勉強してみようとなります。学ぶためには、今の自分がどんなことが出来るか、どれだけのことを知っているかを理解することから始めなくてはなりません。そして、自分がどれだけ出来るかを知れば、子どもは自発的に新たな学びや新たな挑戦をします。例えば、赤ちゃんが自分の足で立てるようになったら、勝手に歩き出すように。
子ども達が今出来ることを理解して、これから出来ることを増やしていく、そんな学びの場としてKitalaを開設しました。
メイクスマイル 上杉貴雅
Kitalaでの過ごし方
Kitalaは放課後~18時までの子ども達の居場所です。
- 放課後(14時~) ・・・ 学校からでも家からでもOK
- 宿題タイム(15時~) ・・・ まずは学校の宿題に取り組む
- 学習タイム(15時30分~) ・・・ ICT教材を使って学習習慣を身につける
- SSTタイム(16時30分~) ・・・ ボードゲームの遊びを通して友達との関わり方を学ぶ
- 帰宅(~18時) ・・・ 18時まで自由に過ごして帰宅
10の約束
Kitalaを利用する全ての子どもに「出来る」を増やしてもらうために、10の約束を守ってもらいます。
1、誰にでも大きな声であいさつをします。
2、「ありがとう」と「ごめんなさい」を必ずいいます。
3、自分の意見をしっかりといいます。
4、友達の意見をちゃんと聞きます。
5、「なぜ」を自分の頭で考えます。
6、自分の「出来た」を大切にします。
7、友達の「出来た」を一緒に喜びます。
8、失敗を恐れずに新しいことに挑戦します。
9、友達の挑戦を応援します。
10、Kitalaでは自分らしくいます。